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初めての海外出張

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入社2年目、急な海外出張が決まった。
出発は早朝。
ゴロゴロガラガラ、駅まで歩くこと約10分。

朝の静かな住宅街に響き渡るガラガラ音に、道行く人が振り返る。
これはマズイ、じっとり汗が出る。

焦って引っ張る右手に、スーツケースが全然付いて来てくれない。

なんだか力ずくで引っ張っている?
スーツケースを引いて歩く時の振動がガクガクすごくて
大して重い荷物でもないのに、握っていた右手首は直ぐにパンパンになった。

実はこのスーツケース、大学時代に買った91L。
大きいから扱いづらいのか?

あの頃重視した基準は、外観だけだった。
あまり模様が派手でない黒がいい、そのくらいだった。
もちろんお土産とか入らないと困るからサイズは大きめ。
初めての海外旅行を思い出し、懐かしくなった。

電車に乗って座れたので一息。
何だか移動だけで疲れてしまう。

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さて、出張も無事終了し、帰りの空港でちょっと時間をつぶしていたら
何気なく目に入った、店先の±0のスーツケース。

タイヤが特許構造で、静かで疲れない

とある。
お店の方に断りを入れ、展示サンプルの91Lを握り前の通路を行ったり来たりしてみた。

全然違う。
スーツケースが滑るようについてくる!

そうか、タイヤだ。
スーツケースが大きいから使いづらいと思っていたけれど
タイヤの性能なんだ!

サイズも34L、56L、91Lある。
色もライトグレーが特徴的で綺麗だが、黒もある。

今回の出張は2泊だったが、スーツしか着なかったから91Lは正直大きかった。
先輩にどこに行くんだと言われ、自分でも笑ってしまった。
PCを入れるポケットの付いている34Lが機内にも持ち込めるし、スマートだな、よし。

音が静かで、自分の歩くリズムに自然についてくるようなスーツケースは、まさに理想だ。
次に欲しいスーツケースが、決まった瞬間だった。

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