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愛犬が丸くなって寝ている。実はこれ、寒い証拠。

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犬が言うのである。部屋が寒いと。
子どものいないわが家に彼女を迎え入れてはや12年。人間の年齢にすれば間もなく後期高齢者の仲間入り。もう、おばあちゃんなのである。

幸い、これといった病気はないのだが、めっきり冬が苦手になった。若いころは「散歩にいくよ」と声をかければ勢いよく走ってきて、霜の降りた小道をサクサクと小気味良く歩いたものだ。ところがいまは、上目使いにこちらを見るだけで重い腰をなかなか上げようとしない。
そんなに家が快適なのか? 実はそうでもないようで、彼女は妻にしょっちゅう不満をもらしている。
関節にいいというシニア用フードが口に合わない、おやつのアキレスは鳥ではなくカンガルーか馬にしてほしいなど、おおむねの不満は食べること。もちろん妻は聞き入れないが、「部屋が寒い」の訴えはさすがに無視できない。

わが家のリビングルームはエアコンが一台きり。冬も夏もこれ一台で過ごしてきた。
夏の冷房はまだいいのだが、暖房のあたたかい空気は天井付近に滞留するため、彼女が一日の大半を過ごすフローリングはまるでスケートリンクのようだという。
なるほど確かに。真冬になると足元がひんやりして、私だってちょっと辛い。冷え性の妻はかなり辛い。靴下を二枚はいてもまだ辛い。シニア犬ともなればなおさらだろう。愛犬はもちろんだが、人間も心地よく過ごすためには、やはり足元を暖めてくれる「エアコン+1」のサブ暖房が必要なのだ。

そこでわが家のリビングルームに、かわいいヒーターが仲間入りした。
私は、昔のMacintoshのようなキューブ型のデザインフォルムに一目惚れ。
妻は、持ち運び自在な2.3㎏の実用性と、わずか400Wの消費電力で1000W相当のあたたかさという経済性に大いに納得。

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そして犬は、左右90度の自動首降り機能に「だれ?この子は」と唸っていたが、いまではすっかり「どこにいても快適。これなら鼻も乾かない!」と大喜び。
デザイン性と実用性、経済性に機能性、みんなが心の「いいね!」をポチッとした優れものだ。
おかげで、足元はいつでもポカポカ。妻は靴下を一枚ぬぎ捨て、犬は床でゴロゴロゴロゴロ…。
やれやれ、これでますます冬の散歩が減りそうだ。

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