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頭寒足熱 受験生をあたたかく応援します

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娘が塾から帰ってきたのが10時過ぎ。いつものように軽く食事をとって、たいした会話もないまま自分の部屋に。11月下旬のセンター模試で、志望校がC判定と振るわず、以来、こんな様子なのです。
機嫌が悪いとか、落ち込んで勉強が手につかないというわけではないのだけれど、それだけに、どう接していいものやら…私も主人も、まるで腫れ物にさわるような状態が続いています。

「これが受験期の子どもを持つ普通の家庭なんだよ」などと、まるで気休めにもならないことを言う夫をうらめしく思いつつ、私は娘の部屋に紅茶を運びます。
いつもながら娘の部屋はヒンヤリ…「エアコンをつけていると頭がぼんやりしちゃうから」と、重ね着をして、足にはフリース地のブランケットを巻いて娘は机に向かっています。

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紅茶を机に置きながら「寒くないの?」と問いかけても、「大丈夫だから」と、たったひと言。
「大丈夫なわけないのに…」と思いながらも、何も言わず、私は部屋を後にします。

「え~っ!それはマズイわよ」と電話の向こうで声をあげる姉。
頭があたたかくなると眠くなって集中力が下がることはよく言われること。ところが、手足が冷えても脳にストレスがかかって、勉強や仕事の生産性が落ちてしまうのだと、姉は、最近読んだ自律神経の本の内容を熱弁します。そして「勉強のことも大事だけれど、それだとぜったい風邪ひいちゃう」とも。

そんな姉が「いいのがあるのよ」と勧めてくれたのが、±0の遠赤外線のストーブです。
遠赤外線は当てている部分から熱が体内に浸透して、カラダの奥までじんわりとしたあたたかみを感じることができて、空気をあたためるわけではないので頭がぼんやりすることもない。
「まさに、受験生にピッタリの暖房なのよ」と。

そして、ストーブを娘の部屋に置いたその晩。私はいつものように紅茶を運びます。
シャープペンシルを走らせる娘の背中越しに、そっと紅茶のカップを置くと…「おかあさん、ありがとう」

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